腸と血液

ここでは腸と血液について述べています。

 

血液は全身の細胞に酸素と栄養(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ブドウ糖など)を運ぶという非常に重要な役割を担っています。

 

また、それだけではなく、どこかに異物が侵入していないかパトロールを行い、もし異物を見つけたら白血球が攻撃をするという役目もあります。

 

つまり血液は免疫と深く関わっているのです。

 

では、その血液は人体のどこで造られるのでしょうか? 一般的には血液は骨髄で造られるとされていますが、医学博士の森下敬一氏は、血液は腸で造られるという腸管造血説を唱えています。

 

 では、血液はどこで造られるのか。これは基礎医学や生理学の話になりますが、私は小腸の絨毛組織において赤血球が造られると考えています。これを私は「腸管造血現象」と呼んでいます。(森下敬一『血液をきれいにして病気を防ぐ、治す』p72

 

 「食べ物が身体の中に入って血液になり、血液が細胞になる」ことを、私はすでに一九六〇年の血液生理学教室時代から指摘しています。(略)

 つまり、毎日の食べ物が血液の状態を左右するからこそ、仮になんらかの有害物質が含まれた食べ物を食べると、それによって血液も不健康な状態になるのです。そうした血液を顕微鏡で見ると、健康な血液にはないはずの異物が混ざっています。

 異物とは、たとえば農薬や食品添加物などの化学物質などです。いったん血液が汚れてしまうと、その血液からできた細胞は正常に機能できなくなります。細胞がきちんと機能しないと、身体になんらかの不具合が現れたり、病気になったりするのです。つまり、汚れた血液による機能不全の細胞が体調不良や病気の原因なのです。(森下敬一『血液をきれいにして病気を防ぐ、治す』p74~75

森下敬一『血液をきれいにして病気を防ぐ、治す』
森下敬一『血液をきれいにして病気を防ぐ、治す』

血液は食べ物によって腸で造られる

森下敬一氏が述べていることを敷衍すると、血液は食べ物によって腸で造られるため、血液をきれいにして病気を防ぐためには、何を食べるかが大切な要素になってくる、ということなのです。

 

特に森下氏は肉食は血液を汚す原因になると述べています。そのため、日頃の食事では肉を食べることをなるべく避けるように促し、代わりに日本人の身体に合った玄米や野菜中心の玄米菜食を薦めています。

 

このあたりのことについて詳しく知りたい方は、森下敬一氏の著作である『血液をきれいにして病気を防ぐ、治す』(講談社+α新書)や、『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』(知的生き方文庫)などが手に取りやすいので読んでみていただきたいと思います。

 

また、血液はビタミンやミネラルなどを細胞に運んでいますが、もし腸内環境が悪化していると、栄養素が十分に吸収されなくなってしまいます。

 

そのため、血液がきちんとビタミンやミネラルなどの栄養素を細胞に届けるようにするためには、腸内環境を改善し、腸内細菌の集まりである腸内フローラのバランスを整えておくことが重要になります。