オリーブオイルの腸内フローラ改善効果

ここではオリーブオイルの腸内フローラ改善効果について述べています。

 

オリーブオイルの腸内環境・腸内フローラ改善効果とは、主に便秘の解消です。便秘は長引くと、腸内フローラをひどく悪化させてしまう原因になります。

 

ではなぜオリーブオイルには便秘を解消する働きがあるのかといえば、オリーブオイルに含まれる脂肪酸は、約7割が「オレイン酸」だからです。

 

この「オレイン酸」は腸壁や大腸を刺激し、便の滑りを滑らかにして排便を促し、便通を良くすると言われているのです。

 

またオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」は、「一価不飽和脂肪酸」と呼ばれ、α‐リノレン酸やDHA、EPAなどのオメガ3必須脂肪酸と違って体内での合成が可能ですが、様々な健康効果があるため、積極的に摂ったほうが良いとされています。

 

このオレイン酸に関して、たとえば松生恒夫氏は『腸寿 長寿な腸になる77の習慣』のなかで、以下のように述べています。

 

 まずオリーブオイルの主成分はオレイン酸です。このオレイン酸は、一時的に多く摂った場合は小腸で吸収されにくい成分なので、腸壁をゆっくりと刺激することができます。また大腸を刺激し、さらに老廃物と混じって腸管内の便をなめらかにして、排便をスムーズに促す役割があります。

 またオリーブオイルを他のオイルと比べた場合ですが、他のオイルは主に小腸で吸収されることが多いので、大腸まで到達するオリーブオイルは、まさに腸内環境を整えるのにうってつけなのです。

(『腸寿 長寿な腸になる77の習慣』 p138)

 

そのため、エクストラバージンオリーブオイルは便秘の解消に役立つとして、松生恒夫氏や藤田紘一郎氏が腸の健康のためにエクストラバージンオリーブオイルを摂るようにすることを推奨しています。

 

特に便秘は腸内の環境を悪化させてしまう大きな原因ですので、便秘が解消されて腸内環境が整うことは腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善することにつながっていきます。

 

さらに一番搾りの「エクストラバージンオリーブオイル」には、活性酸素の働きによって細胞が老化するのを防ぐ効果がある「ポリフェノール」が豊富に含まれていることも、腸の健康を維持することに直結します。

オリーブオイルは便秘の解消に効果的
オリーブオイルは便秘の解消に効果的

そのオリーブオイルは偽物?

しかし日本で販売されているオリーブオイルの多くが、「本物」と呼ぶにふさわしい品質であるかどうかは極めて怪しいとされています。

 

『そのオリーブオイルは偽物です』の著者の多田俊哉氏によれば、オリーブオイルの国際規格は、「国際オリーブ理事会(IOC)」が定めており、一番搾りのオリーブオイルは品質が高い順から、

 

  • エキストラバージン・オリーブオイル(遊離酸度がオレイン酸換算で0.8%以下。風味欠陥無し
  • バージン・オリーブオイル (遊離酸度がオレイン酸換算で2.0%以下。若干の風味欠陥
  • オーディナリーバージン・オリーブオイル (遊離酸度がオレイン酸換算で3.3%以下。風味欠陥有り
  • ランパンテ・バージンオリーブオイル (遊離酸度がオレイン酸換算で3.3%越え。風味欠陥有り

 

となっているそうです。

 

これらは「バージン・オリーブオイル」と呼ばれており、中でも「エキストラバージン・オリーブオイル 」は最高級です。

 

さらにバージンオリーブオイルを原料に精製したものは「精製オリーブオイル」と呼ばれ、精製オリーブオイルとバージン・オリーブオイルをブレンドしたものは「(ピュア)オリーブオイル」と呼ばれているそうです。

 

また二番搾りのオリーブオイルとしては、非食用の「クルード・オリーブポマースオイル」、「精製オリーブポマースオイル」、「オリーブポマースオイル」があると言います。

 

ところが儲けることを目的にした「農業マフィア」と呼ばれるような人たちが、出来るだけ低いコストで値段の高い偽装オリーブオイルを販売しているという構図がヨーロッパのオリーブオイル市場に存在しているため、当たり前のように質の悪いオリーブオイルが流通してしまっているのです。

 

そして質の悪い油とは具体的に、

 

  • 「オリーブオイルにひまわり油、ピーナッツオイル、大豆油、低級オリーブオイルなどの安い油を混ぜる」
  • 「低級のバージン」や「食用に適さない精製オイル」などが「エキストラバージンと偽装表示して販売されている」
  • 「収穫後日数がたち、発酵・腐敗したオリーブの実を搾ってできた欠陥オイルも。発酵による酸味やカビ臭さ、エグ味がある」

 

といった「混ぜ物偽装」「アップグレード偽装」オリーブオイルなのだといいます。

そのオリーブオイルは偽物です
『そのオリーブオイルは偽物です』 多田俊哉 著 小学館

偽物ではなく本物のオリーブオイルを選ぶには?

では、偽物ではなく本物のエキストラバージンオリーブオイルを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか?

 

本物の「エキストラバージンオリーブオイル」を手にするために、価格はそれほど関係ないと『そのオリーブオイルは偽物です』の著者である多田俊哉氏は述べています。

 

その理由は、ほとんどの「エキストラバージンオリーブオイル」は偽物であっても本物と見せかけて、高い値段で販売されているからです(ちなみに本物のエキストラバージンオリーブオイルの価格の相場は500mlでだいたい5000円前後のものが多いです)。

 

そこで大切なってくるのはまず、<エキストラバージンオリーブオイル>と書かれた高級そうなラベルに騙されず、顔が見える生産者のものを購入することです。多田俊哉氏は『そのオリーブオイルは偽物です』のなかで、

 

 どんな状況でもひたすら品質を追求して、素晴らしい風味のオリーブオイルを作り続ける良心の生産者は少なからず存在します。それを見わけるポイントは、農園名であったり生産者名であったり、あるいはブランド名であったりしますが、これらが特定できれば、間違いのない美味しいオリーブオイルを買い続けることができます。

 

 ちょうどワインや日本酒を選ぶときのように「銘柄」がオリーブオイルでも重要なポイントになると思っていただければよいでしょう。

(多田俊哉『そのオリーブオイルは偽物です』p126~127)

 

と述べています。

 

また多田氏は「銘柄に詳しくなれる簡単な方法」として、「世界各地で開かれるオリーブオイル品評会の結果発表をチェックすること」を挙げています。

 

特に多田俊哉氏が理事長を務めている日本オリーブオイルソムリエ協会主催による「OLIVE JAPAN」は、多田氏も本書のなかで述べているように「日本流の厳格で公平公正な審査」を行っているため、「OLIVE JAPAN」の審査結果を参考にして本物のオリーブオイルを選んでみることはおすすめです。

 

ちなみにすぐに「本物のエキストラバージンオリーブオイル」の風味を味わってみたいという方は 「OLIVE JAPAN」 で2年連続金賞を受賞したイタリア産の本物のオリーブオイル「コラティーナ 」 (正式名Monocultivar Coratina Bio)を、今ならたったの980円で試すことができます。

本物のオリーブオイル「コラティーナ」
本物のオリーブオイル「コラティーナ」